速度算とは?

SPIの速度算とは、非言語の出題範囲のひとつです。

速度算では、主に距離、時間、速さなどに関する問題が出題されます。

応募者の基本的な数学能力と、論理的思考能力を計るための問題です。

就活を有利に進めたい就活生は、ぜひ参考にしてください。

速度算の問題パターン

【問題】

バス停Xとバス停Yは12kmはなれている。バス停XをバスPが8時ちょうどに出発し、XとYのちょうど中間地点でバス停Yを8時5分20秒に出発したバスQとすれ違った。各バスの速度は常に一定という条件のもとで、バスPが時速30km/時で走行する。

バスPとバスQがすれ違ったのはバスQがバス停Yを出発してから何分何秒後か。

 

【選択肢】

  1. 6分20秒後
  2. 6分24秒後
  3. 6分36秒後
  4. 6分40秒後

 

【解答】

D

 

【解説】

中間地点はバス停Xから6km離れた場所にある。

バスPが6km移動するのに、必要な所要時間は6/30時間、すなわち12分とわかる。

バスQは8時5分20秒に出発したので、すれ違うのは6分40秒後。

 

【問題】

バス停Xとバス停Yは12kmはなれている。バス停XをバスPが8時ちょうどに出発し、XとYのちょうど中間地点でバス停Yを8時5分20秒に出発したバスQとすれ違った。各バスの速度は常に一定という条件のもとで、バスPが時速30km/時で走行する。バスQの時速を答えよ。

 

【選択肢】

  1. 36km
  2. 48km
  3. 54km  
  4. 60km

 

【解答】

正解はC。

 

【解説】

中間地点はバス停Xから6km離れた場所にある。

バスPが6km移動するのに、必要な所要時間は6/30時間、すなわち12分後とわかる。

バスQは8時5分20秒に出発したので、すれ違うのは出発から6分40秒後。

この6分40秒で6km走行した。

400秒で6,000m走るので、秒速15m。これは時速で54kmとなる。

 

【問題】

往路は30km/時の速さでS地点からT地点まで移動しT地点にある劇場で2時間過ごした。

復路は20km/時の速さでTからSまで戻った。するとT地点で過ごした時間を含め、往復に全部で1時間かかった。往復の移動平均時速を求めよ。劇場で過ごした時間は含めない。

 

【選択肢】

  1. 24km/h 
  2. 25km/h
  3. 27km/h  
  4. 30km/h

 

【解答】

正解はA。

 

【解説】

ST間の距離をxとおくと、往路で要した時間はx/30、 帰りにかかった時間はx/20である。

往復の所要時間は劇場にいた時間を差し引くと、3-2=1時間である。

従って、x/30+x/20=1が成り立つ。これを解くと、x=12 kmである。

往路+復路= 12×2 =24 km これに1時間かかったので、平均時速は24km / 時

対策のポイント

速度算の主な対策ポイントは、以下の3つです。

抑えるべきポイントを知ることで、より効率的に速度算を勉強できるでしょう。

問題で与えられている情報を整理する

速度算では、問題文の情報を整理しましょう。

問題を解くためには、情報を正確に整理することが欠かせません。

上記のような情報を理解し、問題文の数値を丁寧に読み解くことが重要です。

整理の仕方を工夫する

速度算では、情報の整理方法を工夫しましょう。

具体的には、表や図を活用することが有効です。

例えば、時間と距離の問題では、折れ線グラフを使用すると理解が早まります。

視覚的に問題を捉えることで、正答率が上昇するかも知れません。

求めるべきものが何かを理解する

速度算では、求められている解答を正確に把握しましょう。

たとえば以下のいずれを求められているかで、計算方法はまったく変わります。

適切な計算を行うために、問題をしっかりと読み込みましょう。

例題を解く

速度算012
1周5.2kmのランニングコースがある。XとYはコースの同じスタート地点に立っている。2人の速度はXは時速12km、Yは時速11.4kmで常に一定とする。Xは時計回りに周回を始め一方Yは反時計回りに周回を開始した。2人がコース上ですれ違うのは、何分何秒後か。

例題:

A. 11分20秒後

B. 11分40秒後

C. 13分20秒後

D. 13分40秒後

解説を詳しく見る

分速に置き換えて考える。
Xの分速は200m/分,Yの分速は190m/分である。
XとYの速度の合計は、分速390m/分。
ランニングコースは5,200mなので、5,200÷390=13 ⅓ 分、すなわち13分20秒後に二人はすれ違う。

解説を詳しく見る

問題を見る

速度算011
少年Aは時速6kmで歩く。Aが家を出発した15分後にその母Mが少年の忘れ物に気が付き、慌てて家を出発し、時速15kmで自転車に乗って追いかけた。母Mが少年Aに追いついた時、少年Aは家から何m地点離れた場所にいたのか。

例題:

A. 2,000m

B. 2,500m

C. 2,700m

D. 3,000m

解説を詳しく見る

分速に換算して考える。Aの分速は100m/分、Mの分速は250m/分。

Aは分速100mで歩くので、15分後には1500m進んでいる。MはAよりも150m/分速く走っているので、その差は1分ごとに1500m縮まる。よって、母が家を出てから10分後に母は子に追いつく。250x10=2500m母が走ったところで少年Aに追いついた。(少年Aが家を出発してから25分後に追いつかれたので、100x25と考えても良い)

解説を詳しく見る

問題を見る