はじめに

SPIを突破することは、就職活動成功に向けた一歩となります。

SPIではさまざまな一般常識問題が出題されますが、言語分野の一つでは、「文章整序」の問題が出題されます。

バラバラになっている文章の順番を正しい順番にした選択肢を選ぶ問題です。

この問題が不得意な方もいるでしょう。

そのためここでは、SPIの中でも文章整序に的を絞ってポイントを解説していきます。

絶対に内定を獲得したい就活生は、ぜひ最後までお読みください。

SPIの「文章整序」はどんな問題?

(引用:写真AC)

 

「文章整序」と呼ばれるSPIの言語分野では、約5つの文章が与えられ、これらを適切な順序に整えなければなりません。

といっても、選択肢が用意されているので、最も適切な順序をその中から選べばいいだけです。

制限時間もありますから、時間を意識しながら指示語や接続詞、文と文のつながりに着目しましょう。

文章自体は難しくはないですが、選択肢の中でどの順序が正しいかで迷うことはあるでしょう。

確実に正解を選べるように、文章整序の練習問題に取り組み、対策を講じてください。

 

実際に問題を解いてみよう

 

ここでは例題を出題しますので、まずは実際に解いてみてください。

解いてみれば、文章整序とはどのような問題か傾向がつかめるでしょう。

 

つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。

 

ア 彼は新しいプロジェクトに取り組むため

イ 会社を辞め

ウ 自らの夢を追い求める決意を固めた

エ 長年勤めた

オ その夢は、子供の頃からのものだった

 

【選択肢】

A.アとイ

B.イとア

C.イとエ

D.エとイ

E.オとア

F.オとエ

 

【解答・解説】

答え:B

 

まずは、エから現状の状況が始まります。そこが決まると自然にイ→ア→ウと決まります。最後にオで文章が完結します。エイアウオ

 

つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。

 

ア 彼は新しいプロジェクトに取り組むため

イ 会社を辞め

ウ 自らの夢を追い求める決意を固めた

エ 長年勤めた

オ その夢は、子供の頃からのものだった

 

【選択肢】

A.アとイ

B.イとア

C.イとエ

D.エとイ

E.オとア

F.オとエ

 

【解答・解説】

答え:B

 

まずは、エから現状の状況が始まります。そこが決まると自然にイ→ア→ウと決まります。最後にオで文章が完結します。エイアウオ

 

つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。

 

ア 彼は新しいプロジェクトに取り組むため

イ 会社を辞め

ウ 自らの夢を追い求める決意を固めた

エ 長年勤めた

オ その夢は、子供の頃からのものだった

 

【選択肢】

A.アとイ

B.イとア

C.イとエ

D.エとイ

E.オとア

F.オとエ

 

【解答・解説】

答え:B

 

まずは、エから現状の状況が始まります。そこが決まると自然にイ→ア→ウと決まります。最後にオで文章が完結します。エイアウオ

 

正答率を上げるためのコツ

 

とにかく繰り返し文章整序の問題に取り組むことが前提です。

練習を重ねれば傾向もつかめてくるし、問題にも慣れてきます。

短時間でより多くの練習問題にあたってください。

あまり時間をかけずに素早く解くためにも、ここでは正解率を上げるためのポイントを解説していきます。

①指示語が何を示しているか把握する

文章の中に指示語が含まれている場合、それに注目してください。

指示語が出てくるということは、それ以前にその指示語が指す具体的な言葉が出ているはずです。

短い文章の場合は、直前に配置されていることが多いでしょう。

指示語が何を示すか明確にすることで正解に近づけます。

②つなげやすい文章からつなげていく

 

一から文章の順列を構築しようとしなくても、つながりがありそうな文章から先につなげていくのもおすすめです。

選択肢の中には、簡単に結びつけられる文章も存在します。

それらを最初に構築してしまい、後で残りの選択肢との前後関係を考えて適切な位置に持ってくればいいのです。

選択肢を絞り込むことで、より素早く正解を特定できるでしょう。

 

③時系列に注目する

起こることには必ず順序があります。

ですから、いつ、どこで、何が、どうなったかという時系列に注目して文章の流れを考えてみてください。

文章には「起承転結」といった決まった型もあるので、参考にしましょう。

必ずしも全部の文章に当てはまるわけではないですが、文章の流れで迷ったら、ぜひ時系列を軸に考えましょう。

まとめ

 

言語分野のSPIの中でも、「文章整序」に苦手意識を持つ学生さんは少なくないはずです。

ですが、ここで例題を参考にしながら問題傾向がつかめたでしょう。

SPIの「文章整序」は、実はそこまで難しい問題ではありません。

とはいえ、日本語は順番を変えても内容が伝わりやすいので、紛らわしい選択肢は確かにあります。

迷った時はつなげやすい部分からつなげていき、選択肢を一つずつ排除していくと正解にたどり着けるでしょう。

ぜひ本記事をご参考に、文章整序の問題に取り組み、合格をつかんでください!

例題を解く

文章の整序010
つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。

ア その謎を解明する鍵を見つけ
イ 古代文書の研究に没頭していた彼は
ウ 何年もの時間を費やして
エ 最終的には、歴史の新たな発見につながった
オ その発見は専門家たちを驚かせた

例題:

A.アとイ

B.ウとオ

C.オとウ

D.エとア

E.アとエ

F.イとア

解説を詳しく見る

この文章は、研究プロセスとその成果、そしてその影響を理解することが重要になります。そこを踏まえるとまず、研究プロセスに対する時間(いつ)からウが適切です。次にどこ・何をの流れになりますのでイ→ア、最後に研究の結果としてエ→オとなります。ウイアエオ

解説を詳しく見る

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文章の整序009
つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。

ア 舞台に立ち
イ 緊張を感じながらも
ウ 劇団に入団して初めての公演に臨んだ彼は
エ 彼の演技は観客を魅了しました
オ 熱演を披露した

例題:

A.アとウ

B.ウとオ

C.オとイ

D.イとア

E.アとエ

F.エとオ

解説を詳しく見る

この文章は、経験の流れ、心理的な状態、そして行動とその結果を理解することが重要になります。そこを踏まえるとまず、ウから始まります。心理的な状態でイ、あとは行動と結果なのでア→オ→エとなります。ウイアオエ

解説を詳しく見る

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