料金計算とは?

料金計算とは、非言語の出題範囲のひとつです。

 

SPIの料金計算では、主に消費税、割引、利息計算などに関する計算問題が出題されます。

正確な解答に必要なのは、基本的な数学的思考と計算能力です。

この記事は、以下のような就活生を対象にしています。

 

料金計算の例題や問題に対する解説、対策ポイントについてまとめました。

料金計算を有利に進めたい就活生は、ぜひ参考にしてください。

 

料金計算の問題パターン

例題

【問題】

料理好きな友人P、Q、Rが10,000円ずつお金を出し合って共用のオーブンを購入した。

お釣りを受け取ったPは、負担を同額にするためにQとRに900円ずつ渡した。

購入したオーブンはいくらだったか。

 

【選択肢】

  1. 27,000円
  2. 27,300円
  3. 28,000円 
  4. 28,200円
  5. 29,100円

 

【解答】

B

 

【解説】

負担を同額にするためにPはもらったお釣りを三等分する。

よってお釣りの合計は900×3 = 2700円である。

10000 x 3 – 2700 = 27300円が商品の金額となる。

 

例題

【問題】

Pが200,000円、QとRの2人が100,000円ずつ、Sは80,000円のお金を出し合ってスタートアップに必要なレンタルオフィスの頭金を支払う。4人はキャッシュバックを得ることができ、それを受け取ったPは、4人の負担金額に比例するよう、QとRとSに分け与えた。

キャッシュバック総額が60,000円だった時、Rが得たキャッシュバックの金額を求めよ。

 

【問題】

  1. 6,000円
  2. 10,000円
  3. 12,000円 
  4. 24,000円
  5. 30,000円

 

【解答】

B

 

【解説】

キャッシュバックの合計は60,000円である。

Sは全体の出資金額の1/6を負担しているので、キャッシュバックは60,000 x ⅙ =10,000円。

対策のポイント

料金計算の対策ポイントは、主に以下の3つです。

対策ポイントを知っておくことで、より効率的に料金計算を勉強できるでしょう。

問題で与えられている情報を整理する

料金計算では、まず問題文の情報を整理しましょう。

大切なのは、問題文を丁寧に読み、何が求められているのかを正確に理解することです。

有効的な勉強法として、問題文から数字や条件、問われている内容を簡潔にノートに書き出す方法があります。

情報を整理すると、より正確に解答しやすくなります。

整理の仕方を工夫する

表や図を使って問題を整理すると、SPI料金計算の問題を理解しやすいです。

情報を視覚的に整理することで、問題の全体像を捉えやすくなります。

また計算ミスの防止にも有効的です。

問題文を読んだあとに、表や図を使って頭の中を整理しましょう。

求めるべきものが何かを理解する

SPIの料金計算問題では、求められている解答をしっかりと理解しましょう。

たとえば以下の3つの内どれを求められているのかで、解答はまったく異なります。

問題を正しく理解することで、適切な計算方法を選択し、正確に解答できます。

例題を解く

金額計算006
P、Q、Rの3人がレストランでランチ会を開催し、その後カフェに行った。
レストランのランチ代合計8,400円は全額Pが出し、カフェの代金3,200円はQとRが半分ずつ出し合った。

後日再度ランチ会を実施し、その際にQがランチ代金を全額支払い、カフェの代金2,800円をPとRで半分ずつ支払った。この時点で、Rのこれまでの負担額はPのこれまでの負担額と等しくなることがわかった。

3回目もランチ会の後にカフェへ行くこととなった。また3回目を終了した時点で、これまでの支払い総額をP,Q,R3人で等しくすることに決めた。さらに3回目終了時の負担額を最大で12,000円とすることも決めた場合、3回目のランチ代は何円までに収めれば良いか。

例題:

A. 8,000円

B. 8,200円

C. 8,400円

D. 9,000円

E. 9,600円

解説を詳しく見る

1回目の負担金額
Pが8,400円、Qが1,600円、Rが1,600円。

2回目の負担金額
Pが1,400円、QがX円、Rが1,400円。

PとQはここまでに同額を支払っているので、Rが3回目のランチ代を全額支払って、Pの3回目までの支払い総額と同様になるよう、PとQがカフェ代を同額支払えば、P,Q,Rの支払い総額が等しくなる。

3回目のランチは12,000-(1,600+1,400) =9,000円以内に収めれば良い。

解説を詳しく見る

問題を見る

金額計算005
P、Q、Rの3人がレストランでランチ会を開催し、その後カフェに行った。
レストランのランチ代合計8,400円は全額Pが出し、カフェの代金3,200円はQとRが半分ずつ出し合った。
後日再度ランチ会を実施し、その際にQがランチ代金を全額支払い、カフェの代金2,800円をPとRで半分ずつ支払った。この時点で、Rのこれまでの負担額はPのこれまでの負担額と等しくなることがわかった。

3回目のランチ会を終了した時点で、これまでの支払い総額をP,Q,R3人で等しくする。
3回目のランチ代をRが全額支払う場合、ランチ代金はいくらであれば良いか。

例題:

A. 6,800円

B. 7,200円

C. 7,400円

D. 8,000円

E. 8,400円

解説を詳しく見る

1回目の負担金額
Pが8,400円、Qが1,600円、Rが1,600円。

2回目の負担金額
Pが1,400円、QがX円、Rが1,400円。

2回目終了時点でPのこれまでの支払額は9,800円、参考までに2回目のランチ代金Xは8,200円となる。3回目のランチが9,800-(1,600+1,400) =6,800円であれば条件を満たす。

解説を詳しく見る

問題を見る