記事更新日:2024/1/31/
SPIの模擬試験はどうすれば受けられる?オススメのサービス6選をご紹介!

はじめに

SPI試験は株式会社リクルートマネジメントソリューションズが開発した総合適性検査です。

日本企業の15,500社が導入していると言われ、就職(転職)活動する人にとっては避けては通れない重要な試験です。

そのためSPI試験の対策を行うことが基本的に必須です。

模擬試験を受験して今の実力を把握したいと考える人もいるはずです。

この記事では、SPI試験に挑む就職(転職)活動者に向けて、SPI模擬試験の概要や、模擬試験を提供する様々な企業(サイト)を紹介します。

SPIの模擬試験を受ける必要はあるの?

結論から述べると、SPI試験は内定に必要な企業が多いため、どのような問題が出題されるのか?どのような問題が苦手なのかを把握するために受けておいた方が良いです。

SPI模擬試験は、本番と同様の形式で受験できるため、全体にどのくらい時間が必要かを把握できます。

またどの分野の問題でつまずきやすいかを把握でき、今後の対策に役立てることができるはずです。

SPIは大きく分けて「能力検査」と「性格検査」に分類する事ができ、適性・能力・人柄などを確認するテストで、面接だけでは見えにくい部分をデータ化して知るために多くの企業が導入しています。

大学受験と同様に多くの就職希望者がSPIを受験し、能力面での選考も行う為、SPIは就活の第一関門と言われるほど重要な試験です。

確実に突破するために早いうちから対策することはもちろんですが、模擬試験を活用した自己分析も必要になるでしょう。

SPI模擬試験を受けられるサイトはたくさんあるため、1つずつ紹介します。

中には、スマートフォンから受験できるものや、無料で模擬試験を受けられるものなどもありますので、参考になると幸いです。

SPIの模擬試験の種類

SPIの模擬試験には次のものがあります。

  • SPIオンライン
  • SMART SPI-G
  • 大人塾
  • SPI対策模試
  • キャリタス模試
  • リクナビ就活準備ガイド

SPIオンライン

SPIオンラインロゴ

画像:SPIオンライン

SPIオンラインは、無料で模擬試験を受験でき、「SPI非言語」と「SPI言語」の2種類を受けることができます。

「SPI非言語」は全18問(制限時間30分)で解答する形式で、実際のテストとは異なり選択回答形式です。

1問ごとの制限時間は設けられていませんが、模擬試験としてテストに慣れるために利用できます。

またランダムで5問が出題される簡易版SPIwebのテスティングも可能です。

「SPI言語」は全15問(制限時間3分)で模擬試験を行えます。

1問あたりの制限時間はなく、ランダムで15問が出題されます。

SPIオンライン

SMART SPI-G

SMART SPI-Gロゴ

画像:SMART SPI-G

SMART SPI-Gは、有料販売しているSPI模擬試験です。価格は3,500円です。(キャンペーンにより2,500円の場合もあります)。

パソコンで実施するSPIテストセンター模擬試験をはじめ、SPIwebテスティング、玉手箱の模擬試験があります。

スマートフォンでも受験可能で、何度でも体験受験することが可能です。

SMART SPI-Gの特徴は以下の4つです。

  1. 本番と同じような”テストセンター”を体験できる
  2. “テストセンター”だけでなく”WEBテスティング”や”玉手箱”も体験できる
  3. SPI独特の出題方式を再現している
  4. 出題傾向や解き方のコツなど、解答テクニックが掲載される

主に第二新卒向けに作成された模擬試験とされていますが、新卒者でも試験の感覚を知るために良いかもしれません。

無料の「お試し版模擬テスト」も用意されているため、購入する前にチェックしてみると良いでしょう。

SMART SPI-G

大人塾

大人塾ロゴ

画像:大人塾

大人塾では、SPIテストセンターの模擬試験を受けることが可能で、全11問(制限時間10分)で実施しています。

WEBサイトから「テスト開始」ボタンを押すことでテストが開始され、制限時間が減数していきます。

問題が出題されるため、1問ずつ解答していきましょう。解答は4択になっているため、スマホでも解答可能です。

11問の解答が完了すると、すぐに正答率が出てきます。問題回答者の平均正答率も出てくるため、参考にしてみると良いでしょう。

SPIの一般的な合格ラインは60%~70%と言われており、80%以上の正答率があればSPIを通過できる可能性が高いと言えます。ただし、80%以上でも、実際のSPI試験で確実に通過できるとは限らないので、慢心せずに繰り返し受験するのが大切です。

大人塾

SPI対策模試

画像:SPI対策問題集

5分で受験できる模擬試験を提供しているのがSPI対策模試です。

5分の簡易模試だけでなく、本番を意識した本格的な受験形式も選択できます。

簡易試験は「言語・非言語・英語」の3種類で、各5分が設けられています。

また模擬試験を受験する際に志望業界を選択することで、合格判定を受けることが可能です。

ただし模擬試験の結果を閲覧するには無料会員登録が必要です。

結果を閲覧するためには、無料会員登録をしなければならない為多少の手間はかかりますが、SPIの模擬試験を受けた時に、合格判定基準を知りたい・業種毎に詳しい合否判定を受けたい就活者・転職者にはおすすめです。

SPI対策模試

キャリタス模試

画像:キャリタス就活

キャリタス模試では、SPI、玉手箱、一般常識の模擬テストを受験できます。

全国の平均点やランキングでの比較が可能なので、苦手分野を把握したり、どの分野の準備に時間を使えば良いか?などを把握するのにも役立ちます。

SPI、玉手箱、一般常識の模擬テストは、開催スケジュールが定められています。

2024年開催分のスケジュールは以下のとおりです。

開催回数 内容 期間
第9回 玉手箱 1/11~1/21
第10回 SPI 2/9~2/19
第11回 一般常識 3/11~3/21
第12回 SPI 4/11~4/21
第13回 SPI 5/10~5/20
第14回 玉手箱 6/10~6/20
第15回 一般常識 7/12~7/22
第16回 SPI 8/9~8/19
第17回 一般常識 9/9~9/19
第18回 SPI 10/11~10/21

毎月1回開催されているため、勉強した成果を実感するために受験してみると良いでしょう。

SPIでは「言語15問・非言語10問・構造的把握」から出題されます。

一般常識問題では「一般常識30問・マナー社会人基礎力20問」で出題されます。

玉手箱形式問題は「計数15問・言語5問・英語5問」となっており、それぞれの出題傾向に合わせた問題が出題されます。

少し、時間に余裕がある人は高校受験や大学受験の模試と同じような感覚で、複数回受験できると、自分の実力などを定期的に把握でき良いかもしれません。

キャリタス模試

リクナビ就活準備ガイド

リクナビ就活準備ガイドロゴ

画像:リクナビ就活準備ガイド

SPI試験は、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが開発した総合適性検査です。

株式会社リクルートマネジメントソリューションズのグループ会社が運営するリクナビが提供する模擬試験を探す人もいるかもしれません。

リクナビでも、SPIの模擬試験(言語・非言語Webテスト)を受けることができます。

問題は「能力検査」と「性格検査」に分けられており、能力検査で「言語・非言語」の試験を受けられます。また性格検査では、選択肢が設けられ「はい・いいえ」もしくは「あてはまる・あてはまらない」などの項目から選択して解答する形式で出題されます。

ただしリクナビの模擬試験は、リクナビへの会員登録が必須です。

こちらも、SPI対策模試と同様に会員登録が必須のため、多少の手間はかかりますが、もし、リクルートIDとパスワードを入力すると受験できるため、リクルートIDをもっていない人は会員登録を忘れずに行いましょう。

リクナビ就活準備ガイド

SPI試験の内容について

こちらでは、SPI試験の内容について、記載いたします。

SPI試験には大きく分けて「能力検査・性格検査」の2種類があるので、それぞれについて解説します。

SPI試験の能力検査について

SPIの能力検査は、働くうえで必要な知的能力を測る検査です。

言語分野(国語)と非言語分野(数学)の2種類の問題が出題され、問題の内容を理解して正解を導き出すための処理能力を測っています。

言語分野(国語)と非言語分野(数学)のいずれも、中学・高校レベルの基礎問題が出題されますので準備して当日の試験に臨めば特に問題ありません。

言語分野(国語)では、文章の読解力や文法、言語能力、言葉に対する知識量を見る問題が出題されます。

言語分野(国語)の問題の中には、対策をしなくてもある程度解答できる問題もあるかと思いますが、本番の試験で思わぬことがあっても、冷静に正確に解答できるように準備しておくことに越したことは無いです。

非言語分野(数学)問題では中学・高校レベルの基礎問題が出題されます。

中には、数学が苦手と感じている方も少なくはないと思います。

そのため、SPIの模擬試験を活用して、苦手分野や問題の傾向・解き方を把握しましょう。

言語分野(国語)と非言語分野(数学)以外に、企業によってオプション検査として「英語」や「構造的把握力」を実施することもあります。

企業によっては受験科目が広い為、余裕を持って準備することが大切です。

SPIの能力検査は問題数が多く、限られた時間内に速く正確に回答できるのかが合格の鍵となります。

ペーパーテストで受ける場合、能力検査は70分程度で約70問を解く必要があります。

1問1分以内で正確に解答する事が求められるため、模擬テストなどの対策をしっかり行うことで、問題や分野ごとに解答時間の計画を立てる事も可能です。

SPI試験の性格検査について

SPIの性格検査は、日頃の行動や考え方に関する質問から、その人がどんな人なのか、どのような仕事や組織に向いているかを把握するための検査です。

言語・非言語などの能力検査とは別に実施され、受験時間は約30分です。

約300問の質問に解答する必要があり、時間配分を意識した解答が求められます。

性格検査では「行動的・意欲的・情緒的・社会関係的」の4つの側面から診断されており、さらに深い分析がされることもあります。

受検者は自己分析を行い、自分にどんな性格的特徴があるかを把握しておくと良いでしょう。

性格検査では、できる限り速く解答することが求められますが、解答に嘘や矛盾がある場合は見抜かれてしまいます。解答に答えは存在せず、自分の適性が検査されていることを受け入れましょう。

また、仮に偽って解答をしたとしても、社風に合わないかもしれません。配属される部署の選定にも使われるため、入社できても「イメージと違った」なんて事が起き、早期での転職を余儀なくされる可能性があります。そのため、偽らずに解答しましょう。

SPI試験の採点結果は企業に通知されますが、受験者に通知されることはありません。

企業に問い合わせても教えてくれることはなく、受検者は模擬試験等を繰り返すことで自分の適性を把握することになります。

SPIの模擬試験の結果から、自分にあった企業を見つけるのも良いかもしれません。

SPI模擬試験の受験準備

SPIの模擬試験を受験する際の準備をおこないましょう。

模擬試験を受ける前に、問題集などを活用して練習を繰り返しておく必要があります。

この記事でも述べたように、実際のSPI試験ではスピードが求められることになります。

そのため、模擬試験で受験者は問題を解くスピードを把握すると良いでしょう。

基本的な受験準備は以下の4つです。

  • 苦手な問題や時間がかかる問題を把握する
  • 問題集や模試を解いて、問題に慣れる
  • 試験会場の環境を整える
  • 体温調整ができる服装で挑む

模擬試験を受ける場合でも、実際の試験と同じ意識を持つことが大切です。

簡単に解説します。

苦手な問題や時間がかかる問題を把握する

SPI模擬試験を受ける際には、現在の実力を知ることが最大の目的です。

苦手な問題や時間がかかる問題を発見することが大切で、模擬試験の正答率をあげることが目的ではありません。

普段の学習が活かされているかを知るために模擬試験があり、時間内で解けるかを確かめていきます。

練習していた問題でも、時間制限を設けられることで解けなくなる可能性があります。

模擬試験を活用することで、時間制限がある状態でどんな問題が苦手なのか?どの問題に時間がかかるのかを認識する事が目的です。

問題集や模試を解いて、問題に慣れる

模擬試験を受験した後に、つまづいた問題を問題集や模試の問題を用いて復習します。

時間内に解けなかった場合でも、速く解くための方法を検討してください。

基本的に問題に慣れることで解答スピードをあげられますが、苦手な問題ほど定着するのは遅い傾向があります。

苦手な問題に慣れるまでに2〜10回ほど繰り返す必要があるでしょう。同じ問題でも、慣れるまでの回数には個人差があります。

本番の試験までの時間も有限だと思うので、問題に慣れるもしくは、即答できるように実感できるまで繰り返しましょう。

試験会場の環境を整える

模擬試験を受けるときは、試験会場と同じような環境を意識してみましょう。

自宅で受験するようであれば、静かな環境で邪魔が入らないことを意識します。

騒音や室内の温度なども調節し、緊張しない環境を用意しておくことが大切です。

可能な限り本番と同じ環境を意識することで、模擬試験を活用して試験会場に擬似的に慣れることができます。

体温調節ができる服装で挑む

試験会場を意識した環境設定を行うと、自分の服装にも気を使う方が良いでしょう。

自宅ではなくテストセンターで受験する場合など、思っていたより室温が高かったり低かったりすることがあります。

体温調節できる服装を準備しておくことで、当日の環境に適応できるようになります。

模擬試験では、様々な状況に対応できるためのイメージトレーニングを実施しましょう。

あらかじめ、本番の環境と極力同じ環境で模擬試験を受験することで、本番の試験で予期していないトラブルに遭遇した際に、準備していない場合と比べて落ち着いて対応する事が可能になります。

まとめ

今回はSPI対策の一つである、SPI模擬試験について解説しました。

SPI模擬試験を活用すれば、苦手な問題や時間がかかる分野を把握するのに加え、試験と同じ環境に慣れるという面でも効果があります。

問題集のみを繰り返し学習していたとしても、時間制限が設けられることで焦る方もいるでしょう。

模擬試験を活用することで、時間制限を意識しながら問題を解く練習ができます。また制限時間内で問題を解くことを考えたとき、つまづきやすい問題を発見できる可能性もあります。

是非、SPIの模擬試験を活用して、本番で実力を発揮できるように対策をしておきましょう。

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