はじめに

SPIの試験対策では、実践的な問題演習を通じて出題傾向を理解することが大切です。
過去の出題内容を分析することで、試験で必要となる解法のポイントが明確になります。
この記事では、SPIの模擬問題や類題を紹介しながら、各設問の特徴と具体的な対策方法を詳しく説明いたします。
記事の対象読者は次のような方々です。
- ・SPIの問題形式と各分野の効果的な学習方法を知りたい
- ・実際の出題パターンを理解してSPIの対策を進めたい
SPI試験の傾向を把握し、より効率的な試験対策を進めていくために、具体的な問題事例を交えながら解説を進めていきます。
過去の出題事例を参考にしつつ、試験突破に向けた学習を一緒に進めていきましょう。
SPIの過去問を解く重要性について
SPI試験では、体系的な問題演習を通じた対策が効果的です。
試験の合格率を上げるためには、自身の弱点把握が不可欠となります。
過去の出題問題を繰り返し学習することで、各分野における習熟度が明確になり、効率的な学習計画が立てられます。
得点力を高めるポイントは、自分の課題となる分野を特定し、その部分の解法を確実に習得することです。
非言語分野は特に、基本的な解法パターンが定着すれば、類似問題への対応力が格段に向上します。
実践的な学習方法として、以下の手順がおすすめです。
- ・基礎的な問題演習で解法を理解する
- ・問題集で実践的な演習を重ねる
- ・過去問題で実力を確認する
- ・不得意分野を徹底的に補強する
各分野の出題パターンと合格に向けた具体的なアプローチ方法については、専門的な解説記事を用意しています。
試験対策を本格的に進めたい方は、参考資料として活用してください。
SPIの例題を繰り返し解こう!分野別出題形式と選考通過のコツを紹介
【過去問・例題つき】SPIの問題の種類と対策
SPIの試験内容は、主要科目とオプション科目に分類されているのも特徴です。
主要科目には言語問題と非言語問題があり、すべての受検者が必ず対応する必要があります。
一方、構造的把握力検査と英語テストはオプション科目となっており、企業によって実施の有無が異なってきます。
受検する企業がどちらの科目を採用しているのかは、事前に確認が必要です。
基本となる以下の2つの科目について、具体的な問題事例を交えながら詳しく説明します。
- ・言語問題の特徴と対策法
- ・非言語問題の特徴と対策法
実践的な学習に役立つよう、各分野の出題パターンと解法のポイントを順を追って解説していきます。
言語問題
SPIの言語分野は、国語力を総合的に評価する設問で構成されています。
文章読解能力や語彙の知識を測る問題が多く、独自の出題スタイルが特徴です。
試験時間内での解答には、各問題形式への習熟が必須となります。
SPIならではの出題パターンに慣れていないと、時間配分に苦労する可能性が高くなります。
言語分野の出題は、以下の6つのカテゴリーに分類されているので、確認しおきましょう。
- 二語の関係:単語間の意味的な関連性を問う問題
- 語句の意味:言葉の定義や使い方の理解度を確認
- 語句の用法:適切な文脈での言葉の使用法を判断
- 文章の整序:段落や文の適切な順序を考える
- 空欄補充:文意に合った適切な言葉を選択
- 長文読解:まとまった文章の内容理解力を測定
これから各問題形式について、実際の出題例を用いながら具体的な解法のポイントを解説します。
二語の関係
SPIの二語関係問題では、示された2つの言葉の関係性を的確に見抜く力が求められます。
以下の例題で具体的な解き方を説明します。
【設問】
以下の関係と同じ意味の組み合わせを選んでください。
演説:マイクロフォン
視聴:( )
【選択肢】
A.テレビ
B.ラジオ
C.楽器
D.ヘッドフォン
E.スピーカー
【解答・解説】
B テレビ
まず、「演説」と「マイクロフォン」の関係性を分析すると、「行為とその行為に使用する道具」という関係が見えてきます。
次に「視聴」という行為に注目し、各選択肢を検討してみましょう。
- ・テレビは映像と音声の両方を伝える機器です
- ・ラジオは音声のみを伝える機器です
- ・楽器は音を生み出す機器です
- ・ヘッドフォンは音を聞くための機器です
- ・スピーカーは音を拡声する機器です
「視聴」は視覚と聴覚の両方を使用する行為であり、この条件を満たす機器は「テレビ」となります。したがって、正解はBの「テレビ」です。
このような二語関係の問題では、与えられた言葉の関係性を正確に理解し、同じパターンを見つけることが解答の鍵となります。
語句の意味
語句の意味を問う問題では、正確な言葉の定義理解が重要です。
以下の例題で具体的な解き方を説明します。
【設問】
「物事に対して深く考えず、表面的な理解しかしていない様子」を表す言葉を選んでください。
【選択肢】
A.表層的
B.深遠
C.精密
D.粗放
E.軽薄
【解答・解説】
A.表層的
選択肢の意味を確認すると
- A.表層的:表面だけの理解にとどまる状態
- B.深遠:意味が深く広がりを持つ様子
- C.精密:細かな部分まで正確な状態
- D.粗放:大まかで荒い状態
- E.軽薄:考えが浅く上っ面な様子
問題の定義に最も合致するのは「表層的」です。
具体的な使用例を見てみましょう。
- 表層的:「その報告書は表層的な分析に終始している」
- 深遠:「その研究は深遠な考察を含んでいる」
- 精密:「精密な機械の設計図」
- 粗放:「粗放な経営方針」
- 軽薄:「軽薄な言動が目立つ」
語句の意味を問う問題では、各選択肢の持つニュアンスを正確に理解し、設問の文脈に最も適した表現を選ぶことがポイントとなります。
語句の用法
語句の用法を問う問題では、文脈における単語の使われ方の類似性を見極めることが重要です。
以下の例題で詳しく説明します。
【設問】
「新しいプログラムを学ぶのは難しい」という文における下線部と、最も近い意味で使用されている表現を選んでください。
【選択肢】
A.解決するのは複雑だ
B.理解するのは容易だ
C.読むのは面白い
D.話すのは楽しい
E.協力するのは有益だ
【解答・解説】
A.解決するのは複雑だ
各文の構造と表現意図を分析すると
A.解決するのは複雑だ:行為の困難さを表現しています
B.理解するのは容易だ:行為の簡単さを示します
C.読むのは面白い:感想や印象を述べています
D.話すのは楽しい:主観的な感情を表現します
E.協力するのは有益だ:価値判断を示します
設問の「難しい」は、行為に伴う困難さを示す表現です。
同様の意味合いで使われているのはA「複雑だ」となります。
どちらも
- ・行為の遂行における困難性を表現
- ・「〜するのは〜だ」という文型を使用
- ・客観的な状態を説明
このような語句の用法問題では、文の構造と表現の意図を正確に把握することが解答のポイントとなります。
文章の整序
文章の整序問題では、文の流れの論理性と自然な接続を考えることが重要です。以下の例題で解説していきます。
【設問】
以下の文章の[2]に入る最適な文節を選んでください。
「彼は若い時に[1][2][3][4][5]そして、自分自身についても深く理解できた。」
【選択肢】
D「一人で」
B「色々な国を旅して」
E「異なる人々と出会うことができた」
A「その経験から彼は多くを学び」
C「世界には様々な文化が存在することを知った」
【解答・解説】
B「色々な国を旅して」
各文節の内容を分析すると
D「一人で」:行動の様態を示す導入部
B「色々な国を旅して」:具体的な行動を説明
E「異なる人々と出会うことができた」:体験の内容
A「その経験から彼は多くを学び」:体験からの学び
C「世界には様々な文化が存在することを知った」:具体的な気づき
文章の自然な展開を考えると
- ・行動の出発点となる様態
- ・具体的な行動内容
- ・行動から得られた体験
- ・体験からの学び
- ・学びの具体的内容
この順序で並べることで、最も自然な文章の流れが生まれます。したがって、[2]にはB「色々な国を旅して」が入ります。
空欄補充
空欄補充問題では、文脈に最も自然に当てはまる表現を選ぶ力が求められます。
以下の例題で具体的な解き方を説明します。
【設問】
「この地域の伝統的な( )は、数百年にわたって受け継がれてきた。」
【選択肢】
A.文化
B.技術
C.祭事
D.語学
E.風習
【解答・解説】
E.風習
各選択肢の内容を分析すると
A.文化:広範な意味を持つ総合的な概念です
B.技術:特定の専門的能力を指します
C.祭事:儀式や行事を表現します
D.語学:言語の学習を意味します
E.風習:地域の慣習や伝統的な営みを表します
文の要素を確認すると
- ・「地域の」という限定的な範囲
- ・「伝統的な」という歴史的な性質
- ・「受け継がれてきた」という継承性
これらの文脈を考慮すると、地域社会で代々引き継がれる習慣や決まりごとを意味するE「風習」が最も適切です。
空欄補充問題では、前後の文脈や修飾語との整合性を考えながら、最も自然な表現を選ぶことがポイントとなります。
長文読解
【問題】以下の文章を読み、問いに答えなさい。
デジタル化の進展は、教育分野にも大きな変化をもたらしています。教室での学びとは異なり、オンライン教育は時間や場所の制約を超え、多様な学習スタイルを可能にしているのです。オンライン教育の普及は、特に遠隔地に住む学生や、時間的制約がある学生にとって、大きな恩恵もあります。
オンライン教育の普及は、教師の役割にも影響を及ぼしています。教師は、オンラインでの授業の設計や運営において新たなスキルを身につけることも必要です。オンライン授業では、学生の参加を促進し、学習成果を確実にするために、より工夫が求められます。しかしながら、オンライン教育における教師の役割の変化に対する十分な研修やサポートが提供されていない場合が多くあります。
未来の教育においては、オンライン教育と伝統的な教室教育の融合が期待されています。いわゆるブレンデッドラーニングと呼ばれるこのアプローチは、オンライン教育の利点と教室での対面学習の利点を組み合わせることを目指しているのです。これにより、学習の効果を最大化し、教育の格差を減少させることができると期待されています。しかし、このような教育システムの実現には、適切な技術基盤の整備、教師の研修、教育内容の革新が必要です。
【設問】
1.オンライン教育が伝統的な教室教育と異なる点は何ですか?
ア:オンライン教育では、時間や場所に縛られずに学習することが可能であり、伝統的な教室教育よりも学習スタイルが柔軟です。
イ:オンライン教育はデジタルツールを活用し、インタラクティブな学習体験を提供することが多いが、伝統的な教室教育では対面での直接的なやりとりが中心です。
ウ:オンライン教育では主に数学や科学の授業が提供され、文系科目は伝統的な教室教育でのみ行われる。
【選択肢】
A. アだけ
B. イだけ
C. ウだけ
D. アとイ
E. アとウ
F. イとウ
【解答・解説】
D. アとイ
本文からオンライン教育の特徴として、時間を決めずに学習が可能であることがわかります。
通常の教室での学習と違い、自分のペースで柔軟に学べます。
オンライン教育ではデジタル技術を活用した双方向的な学びが提供されるのです。
伝統的な教室教育は対面でのコミュニケーションを重視します。
このような違いから選択肢も正しいと判断できるでしょう。
オンライン教育が理系科目に限定されるという記述はないため、この選択肢は誤りです。
したがって、正しい選択肢はアとイの2つであり、これらを含む選択肢Dが正解となります。
以下では、長文読解問題の例題や解答のポイントまで解説しています。
苦手に感じている方は、ぜひ参考にしてください。
非言語問題
SPIの非言語分野は、数学的思考力を評価する問題群で構成されています。
基礎的な計算力から、データ分析力、論理的な推論能力まで、幅広い数的処理スキルが試されます。
各問題には定型的な解法パターンが存在するため、基本公式の習得と演習の積み重ねで確実な得点力向上が見込めるでしょう。
非言語分野は以下の7つのカテゴリーに分類されています。
- 割合:百分率や増減率の計算力を測定
- 推論:与えられた条件から論理的に結論を導く
- 図表読み取り:グラフやチャートからの情報抽出能力
- 集合:要素の包含関係を理解する力を確認
- 確率:事象の起こりやすさを数値化する計算
- 場合の数:起こりうる状況を数え上げる力を判定
- 金額計算:実務的な数値処理の正確性を評価
これから各分野の具体的な出題例と解法のポイントを詳しく解説していきます。
割合
【問題】
ある中学では、東京への修学旅行の際に1日目と2日目の行き先をそれぞれ選択肢の中から選べる。選択肢は・皇居・浅草寺・東京タワー・銀座・お台場である。下の表は、ある学年の生徒300人の選択状況を示したもののうち一部を示したものである。例えば、1日目に皇居に、2日目に東京タワーへ行くことを選んだ人は24人いる。
1日目に皇居に行った生徒のうち40%が2日目にお台場を選んだということがわかった。その人数を求めよ。
【選択肢】
A 16
B 24
C 32
D 36
皇居 | 浅草寺 | 東京タワー | お台場 | 合計 | |
皇居 | 2 | 16 | 22 | 30 | 70 |
浅草寺 | 22 | ( ) | 12 | 28 | 65 |
東京タワー | 24 | ( ) | 8 | 33 | 77 |
お台場 | ( ) | ( ) | ( ) | 8 | ( ) |
合計 | ( ) | 48 | ( ) | 99 | 300 |
【解答・解説】
C 32
1日目に皇居に行った生徒数をxとおくと、問題文より2+22+24+0.4x=xの公式ができます。これを解くとx=80。正解は0.4x=32のCとなります。
皇居 | 浅草寺 | 東京タワー | お台場 | 合計 | |
皇居 | 2 | 16 | 22 | 30 | 70 |
浅草寺 | 22 | (3) | 12 | 28 | 65 |
東京タワー | 24 | (12) | 8 | 33 | 77 |
お台場 | (32) | (17) | (31) | 8 | (88) |
合計 | (80) | 48 | (73) | 99 | 300 |
割合問題について詳細を知りたい方は、以下の記事で問題と解答を紹介していますので、ぜひ確認してみましょう。
推論
【問題】
P、Q、R、Sの4人兄弟がいた。4人の年齢について以下のことが分かっている。
Ⅰ 4人合わせて32歳である。
Ⅱ PとQは同じ年齢である。
Ⅲ RはPよりも2歳年上である。
Sが12歳であるとき、Rは何歳であるか。
【選択肢】
A. 4歳
B. 6歳
C. 8歳
D. 10歳
E. 12歳
【解答・解説】
C. 8歳
合計32歳の4人兄弟P、Q、R、Sのうち、Sが12歳の時のRの年齢を求める問題です。
まずPとQは同じ年齢です。
気をつけてPの年齢をx歳とすると、Qもx歳になります。
RはPより2歳上なので、Rの年齢は(x+2)歳です。
4人の年齢の合計は32歳で、Sが12歳であることがわかります。
これを式で表すと以下のようになります。
x + x + (x+2) + 12 = 32
3倍+14=32
3倍 = 18
x = 6
なので、PとQは6歳、Rは(6+2)で8歳となります。
4人の年齢の合計から他の3人の年齢を考えると、Rは8歳になります。
よって、正解はCの8歳になるわけです。
推論に関する問題は、以下をチェックして学んでみましょう。
図表読み取り
【問題】
県X、Y、Zの1年間の交通事故にあった人を数えた。
表1は年齢別に人数を集計したもの、表2は県X、Y、Zにおけるそれぞれの事故にあった人の割合を示したものである。
12歳以下が事故にあった割合が最も高い県を選べ。
表1
(横軸が年齢、縦軸が県)
12歳以下 | 13歳-18歳 | 19歳-25歳 | 26歳-59歳 | 60歳以上 | |
X県 | 28 | 33 | 98 | 262 | 209 |
Y県 | 30 | 42 | 88 | 349 | 184 |
Z県 | 51 | 32 | 107 | 288 | 299 |
表2(横軸が県)
X県 | Y県 | Z県 | |
事故にあった人数の割合(%) | 30% | 33% | 37% |
【選択肢】
A.X
B.Y
C.Z
D.表から読み取ることはできない
【解答・解説】
C.Z
X県の事故にあった人数の総数は630人。うち28人が12歳以下なので、その割合は0.0444で約4.4%です
Y県の事故にあった人数の総数は630÷0.3×0.33=693人。うち30人が12歳以下なので、その割合は0.0432で約4.3%になります。
Z県の事故にあった人数の総数は630÷0.3×0.37=777人。うち51人が12歳以下なので、その割合は0.0656で約6.6%。
結果Z県が一番多いとなります。
表の読み取り問題は、しっかりとポイントを押さえれば得点源になります。
苦手とする方のためにも以下で詳しく紹介していますので、読んでみましょう。
集合
【問題】
ある小学校5年生を対象とした体力テストを実施。
生徒100人のうち、50m走で9秒未満だったのは48人で、立ち幅跳びで160cm以上を飛んだ子は20人いた。
50m走で9秒以上のタイムの生徒と立ち幅跳びで160cm未満の生徒の人数は、50m走で9秒未満で走り、かつ立ち幅跳びで160cm以上の記録だった生徒の2倍の人数いたと仮定する。
50m走で9秒未満で走り、かつ立ち幅跳びで160cm以上の記録だった生徒の人数は何人か。
【選択肢】
A 14人
B 22人
C 32人
D 40人
【解答・解説】
C 32人
条件を整理することが問題のポイントです。
50m走9秒未満:48人
立ち幅跳び160cm以上:20人
条件を満たしている:x人
条件を満たしていない:2x人
48 + 20 – x + 2x = 100
48 + 20 + x = 100
x = 32
集合問題では、条件を図や表で整理し、方程式を立てて考えることが効果的です。
全体の人数と各条件を満たす人数の関係を正確に把握することが大切です。
他の集合問題にチャレンジしてみたい方は、以下の記事もチェックしてください。
確率
【問題】
プロバスケットボール選手カードとプロサッカー選手カードが両方ランダムに入っている袋がある。入っている割合は65:35で、プロバスケットボール選手カードの12%、プロサッカー選手カードの18%にはサイン入りのレアカードが入っている。この中からランダムに1個ずつを取り出して、再び袋に戻すことを繰り返す。
この条件において以下の問いに答えよ。
2回取り出して1回もレアカードが出ない確率を求めよ。
ただし必要に応じて小数点以下は四捨五入せよ。
【選択肢】
A 72%
B 74%
C 79%
D 80%
【解答・解説】
B 74%
まずは、問題文から分かる条件を整理しましょう。
・入っている割合
プロバスケットボール選手カード:65%
プロサッカー選手カード:35%
プロバスケットボール選手カードのレアカードでないものが出る確率:88%
プロサッカー選手カードのサインなしの確率:82%
・1回取り出してレアカードなしとなる確率
65%x88% + 35%x82% = 0.572+0.287 = 0.859
・2回ともレアカードが出ない確率
0.859×0.859=0.737881
したがってBの74%が正解になります。
確率に関する問題をより詳しく知りたい方は、以下の記事をおすすめします。
詳しく解説していますので、参考になります。
確率問題に関して紹介していますので、ぜひチェックしましょう。
場合の数
【問題】
赤色、青色、緑色の3種類のボールが箱の中にたくさん入っています。
この箱から2個のボールをランダムに選ぶとき、組み合わせの数は何通りでしょうか。
色のボールは区別できないものとします。
【選択肢】
A.3
B.6
C.9
D.12
【解答・解説】
B.6通り
問題を考えるには2つの場合に分けて考えていきます。
同色のボールを2個選ぶパターン 赤色同士、青色同士、緑色同士の3パターンが存在します。
異なる色のボールを2個選ぶパターン 3種類の色から2色を選ぶため、組み合わせの計算「3C2」を使います。 計算結果は3通りとなります。
したがって、全ての組み合わせは「同色3通り」+「異色3通り」で合計6通りになります。
場合の数の学習をさらに既存したい方に向けて、詳しい解説記事を用意しています。
基礎から応用まで丁寧に説明していますので、数学の実力アップにつながります。
金額計算
【問題】
ある商品の仕入れ値は1個あたり80円である。
しかしまとめて仕入れる場合は割引がある。
51個目から100個目については1個70円、101個目以降は1個60円となる。
この商品を125個まとめて仕入れる場合の仕入れ総額を求めよ。
【選択肢】
A.7,500円
B.8,500円
C.9,000円
D.9,500円
E.10,000円
【解答・解説】
C.9,000円
125個仕入れる商品のうち1個目から50個目は80円/個、51個目〜100個目の50個は70円/個、101個目〜125個目の25個は60円/個となります。
よって、80×50+70×50+25X60=4,000+3,500+1,500=9,000円になります。
速度・金額・分担などといった計算問題に強くなりたいなら以下の記事がおすすめです。
まとめ
SPIの試験傾向と効果的な対策法について解説してきました。
言語分野は、SPI特有のスタイルが特徴的です。
一般的な国語力に加えて、SPI特有の問題形式への対応力が求められます。
学習の際は、実践的な問題演習ソフト学習パターンを習得していくことが必要です。
一方、非言語分野は、数学的な思考力を問う問題で構成されています。
基本的な計算公式や典型的な解決法パターンを身につけることで、確実な得点力向上につながります。
試験対策の基本となるのは、過去問題を活用した学習です。
- ・試験で必要となる解決法ポイントが明確になる
- ・時間配分の感覚が養える
- ・自分自身の弱点分野が理解できる
この記事の内容を参考に、計画的に学習を進めてください。
実践的な問題演習を行うことで、試験本番でも落ち着いて実力を発揮できるはずです。